飯田リニア通信 更新:2025/07/25
(速報)控訴審第6回口頭弁論が行われる、7月24日
7月24日、ストップ・リニア!訴訟の控訴審の第6回口頭弁論が東京高等裁判所で行われました。
裁判官は裁判の最初の部分で、国側(被控訴人)に対して、控訴側(われわれ)の意見について、具体的に反論をするよう促しました。これは、控訴審において国側が控訴側の意見について具体的な反論をほとんどしてこなかったためです。地裁段階でも国側は具体的な反論というものをしたことがありませんでした。、
法廷では、関島保雄弁護士が、岐阜県瑞浪市大湫の水枯れ問題を取り上げ意見陳述をしました。また、南アルプスで同様にトンネル内の湧水が出てきた場合に地上部分の自然環境に与える影響は甚大だと指摘。大井川源流部の西俣川の支流の蛇抜沢の踏査のビデオの一部を法廷で上映しました。
なお、裁判に先立って、朝の出勤時に最高裁判所前で最高裁職員に対して原告適格を求めるべきという内容のチラシを配布する情宣活動を行いました。
報告集会では、横山弁護士が、高裁、最高裁、地裁の3つで行われているリニア訴訟について、これまでの経過や現状について説明をしました。
報告集会では、共産党の山添拓議員、本村伸子議員から連帯の挨拶がありました。また、JR東海という企業で働く労働者の立場として、JR東海労働組合から発言がありました。
以下は、報告集会で配布されたリニア沿線の団体のニュースです。
- (リニア新幹線を考える相模原連絡会) ストップ リニアニュース No.70 2025年6月27日
- (山梨リニア沿線住民の会)ストップ リニア 2025年夏号(第3号)
- 大阪 Stop リニア通信 No.22 (2025.7.10)
また、以下は、リニアと同じように大深度法の適用を受け工事をしている東京外環道について行われている裁判を支援する会などのニュース。
リニアとは直接には関係ないのですが、気候変動に対する政府の姿勢を問う訴訟についてパンフレットが配られました。リニアで環境影響評価が不十分であったわけですが、、つまり、JR東海は単なる手続きに過ぎないと考えてきて、国交省もそれでいいんだとしてきたわけですから、環境行政や法制度が海外に比べかなり遅れているという点では共通する部分があるかも知れません。
[補足 2025/07/25] Youtube に報告集会の録画が公開されています。
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