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大石貞男さんの報告

 浜松市から参加された大石貞男さんの報告です。大石さんは、地質学会会員。


 お時間がもったいないものですから、主なところだけ述べさせてもらいます。そして、参考に文書には書いてありますけれども、そして、大鹿村長宛の手紙を出しておきました。でも、返事をくれないんですよ。失礼なわけです。大変に失礼なんですよ。返事くれない。だから、今回、これ、文書をコピーして添付に一緒に入れておきました。見て下さい。

 では、ざっと読み上げます。リニアトンネルが大鹿の青田山(せいだやま)を繰り抜くと言いますけれど、大変危険な大災害を起こす恐れがあるのです。それは蛇紋岩という特殊な岩山で、やたら崩れる、超、これ以上ないというか、岩のようになって、山にはなっているんだけれども、ぼろぼろと泥の状態になって崩れるような状態です。それを下へ穴を開けるという、先ほども先生が言ったように、水が噴き出すと一緒で、もう手が付けられないことは見えています。で、今そこに、鳶ガ巣という崩落ありますね、あれもそれなんですけども、おなじようなことが、青木川と小渋川側におこると、これ、今度は、崩落で済まないんですよ、これ人災になります。下の集落ぜんぶやられます。大水がでれば、いっきにダムになるから、大変なことは見えているんです。

 それでもうひとつ、そこには、鉱山が当時あって、鉱山を掘ってて、10mも掘れなかった、特殊な山だから、崩れて下を通れなかって、それで、鉱石は出たらしいんです。でも崩れちゃって。それで、この蛇紋岩は、調べたら、いろいろ、顕微鏡で、当然普通のルーペで見るには見えるんですけども、石綿というガンのもとが入っているんですよ。それで、それは、すぐには人間はガンにはならないで、10年もするとガンが出てくるのです。それを大変に危険な岩石ということで訴えたんです。

 それと今鉱山と言ったですけど、そこの鉱山と上のほうにもう一か所鉱山があるんですけど、それも、添付の書類には書いておきましたんで、2ヶ所あります、どっちも、だから、鉱毒がでます。鉱毒がでて、それで、水もダメです、それで、はっきりいって、空気もダメです。なぜかっていうと、空気はこんどは植物を枯らすぐらい強烈なんですよ。強烈な悪い空気ですから。それで、まあそこらへんが主で。それは、下の方にちょっと書いておきましたので、事実と、ガンの体のどこにそれがたまるかも書いておきましたんで、見てもらえばと思います。ではそんなところですが、簡単ですみません。


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