学習会「南アルプスを貫くリニアトンネル」(報告)
更新:2018/09/20、09/23
9月16日に開催した、学習会「南アルプスを貫くリニアトンネル」の報告です。当日は他の行事が重なったにもかかわらず、76名の参加者がありました。高森町にお住いの、地質学者の松島信幸さん(飯田リニアを考える会顧問)。松島さんは、10代後半から南アルプスを隈なく歩いて調査しその地質について熟知しています。リニアのトンネルが貫く南アルプスの地質的な特殊性について、話していただきました。
南アルプスの地質がトンネル掘削や、維持は、これまで掘られたどのトンネルより、格段に困難で、それは、リニアの安全性に関わる基本的な問題という指摘以外に、「(太平洋戦争の)歴史的な経験を経た人間にとっては、次の歴史的なことは、もう間近じゃないかなー、しかしその形は戦争という形ではない。そこんところを、皆さんはどういうように感じるかということだけの問題です。」という指摘が印象的でした。
◎ 質疑の時間の最初に、浜松から参加いただいた大石貞男さんから大鹿村内の工事による災害の危険性について報告をしていただきました。
◎ 参加された方から寄せられた感想・意見です。
◎ そのほかの当日配布資料です。
- 残土処分場の現状 (2018/09/16現在)
※ 会場で配布した文書の中で、中川村の「半の沢」について「福与区反対」と書いてありましたが、これは誤りです。その下の行の松川町の「中山(生田)」について「福与区反対」が正しいです。このページのファイルは訂正してあります。 - 磁気浮上式鉄道の開発の歴史 (『南信リニア通信』 より)
- トランスラピッド(上海リニア)と超電導リニアの路線の線型の比較