飯田リニア通信 更新:2024/10/13
長野県駅の環境保全計画のパブリックコメント募集、10月21日まで
[ 拡大 ] 赤丸は要対策土を使う場所。JR東海の計画は、住民が多く住み、農地も多い場所の工事で、基準値超えのヒ素などの重金属類を含む要対策土を使う計画。土曽川には農業用水の取水口が複数あります。現場で出る土砂を使えばすむのに、わざわざ30㎞の道のりを運搬して要対策土を運べば、温室化ガスは確実に増えます。
JRの長野県駅工区の保全計画書について、県が環境の観点から意見募集をしています。意見募集は10月21日まで(必着)。
新たな保全計画書は、具体的な工事の計画の範囲が広がった部分に関することと、土曽川橋りょうのケーソン基礎の中詰めに、現場で発生する残土ではなく大鹿村に保管中の要対策土を中詰め土として使う変更についての修正がしてあります。
保全計画を審議する長野県の環境影響評価技術委員会(9月27日)では、『人が住んでいる所に要対策土を持ってくるのは、環境保全的に考えにくい行為。基本から言えば許されない』との批判もでて、継続審議(10月17日予定)になりました。
なにが問題かという点については、参考1 ・ 参考2 など参照されたらと思いますが、皆さんの独自の環境についての観点から意見を書いて送って下さい。
意見の送り先などの詳細は ⇒ 長野県 > "中央新幹線長野県駅(仮称)新設工事に対する環境保全の見地からの御意見をお寄せください" 提出期限は10月21日必着。