飯田リニア通信 更新:2022/05/30

ストップ・リニア!訴訟第23回口頭弁論、6月16日

 ストップ・リニア!訴訟の第23回口頭弁論が6月16日に東京地裁で行われます。裁判後の報告集会では大阪大学名誉教授 谷本親伯氏による講演『大深度と山岳トンネルの安全性』があります。

 東京外環道のシールドトンネル工事で調布市内で陥没、地盤沈下が発生しました。リニアの首都圏第1トンネルでは北品川立坑からのシールド工法の試験掘削が300m掘削の予定が7カ月で50mしか掘削できていないという状況です。また、広島市の広島高速5号線の双葉山トンネルの工事もシールド工法で行われているのですが、しばしばシールド機が停止し今年完成の予定が見通しがたっていない状況。谷本先生は双葉山トンネルにも注目すべきと指摘しておられます。地質の状況が事前の調査で把握できていない場合、シールドトンネルでは、しばしば問題が起きるのだそうです。

 なお、6月30日には、東京高等裁判所で、ストップ・リニア!訴訟の中間判決(一部原告の原告適格なしと判断)についての控訴審の第1回口頭弁論が行われます。詳細は後日お知らせします。