緊急のお願い

更新: 2017/05/22

訂正とお願い 2017/05/22

 当サイトのこのページを読まれて、長野県環境部環境政策課に抗議されている方がいるようです。その方々にお願いしたいことがあります。これから抗議しようと考えている方も、一歩踏みとどまって良く考えてください。少々長い文章ですが是非お読みくください。

 本日午後、長野県環境部環境政策課より「お願い」ということで電話がありました。"飯田リニア通信 (2017/05/19便):JR東海が、トンネル残土置場で違法?の植物採取" の内容についてでした。事実関係を飯田合庁内の林務課に確認をしてほしいということを言われたにも関わらず、確認をしていませんでした。それは、環境部、林務部と分かれているが県の見解としてJR東海に指導したという点を強調されたからです。つまり確認をするまでもないと思われたからであって、環境政策課による飯田合庁の林務課からの伝聞をほぼそのまま書いただけです。この時点で飯田合庁の林務課に確認しなかったことは事実であったにも関わらず、明確に伝聞として書いたことはお詫びのしようもありません。

 環境政策課にわたしが確認の電話を入れることを連絡するようお願いした上で、飯田合庁の担当者(わたしとの対応をした職員という意味です。以下同じ。)に電話しました。担当者はまず、要約すれば「許可不要案件といったはず」と話されました。しかし、それは作業自体のことであって、林務課のおっしゃったことは、ほぼ話された言葉通りに説明している点、林務課の対応に特段問題はない点、むしろ環境政策課が現在は扱いが林務課に回っているのでそちらで確認するようにといって林務課に責任があるようなことを言っているとご説明申しあげました。それについての担当者の反応についてはあえて書きません。「保安林解除申請が提出されないと場所が確定できないので」という言葉については、控えめに書いたとしても林務課のほうでもそういう理由については認識があるようでした。ただそれを環境部と話したかどうかについては担当者はしていないといっておられました。環境政策課の担当者は林務課の職員からの伝聞として話したことは事実であって、それを例えばその時に、林務課に確認したとしたら、「そんなこと言っていません」と否定されただろうことは、本日のやり取りからしても、予想できます。つまり、環境政策課が逃げているということではないでしょうか。

 環境影響評価法に関連することは、県環境部環境政策課の分担だと思います。私たちの主張は、今回のJR東海の希少種の移植作業は環境影響評価法にてらして違法に近い不当な行為だということです。とすれば、抗議が環境政策課に集中するのは致し方ないことだと思います。

 ただし、ありきたりの抗議では、本来環境を守る立場の環境部の面目が立ちません。そこで、お願いです。抗議をされようと思う方は、一歩踏みとどまって、次のことを抗議の内容に取り入れるように考えていただきたいです。

 5月26日に阿部知事はJR東海の柘植社長と会談をします。その内容は、報道で知る限りは、大鹿村の除山斜坑口のトンネル掘削に関して関係機関や住民への連絡が非常に遅かったという点が主であって、本山生産森林組合の山林内での希少植物の移植作業は触れない様子です。環境保全の観点で言えばやるべきでないことであり、それをJR東海は自覚していなくてはならなかったのに、やってしまったことについて、この点についても長野県知事は柘植社長に明確に抗議してほしいといっていただきたいと思います。もちろん知事に伝えるべきより適当な部署をご存知の方はそちらに意見を述べていただければ幸いです。

 最後に、念のために、明確になっている事実を書きます。

-- 以上 --