『リニアのふあんを語る集い』開かれる

2016年10月17日

 10月15日に飯田市の鼎文化センターで『リニアのふあんを語る集い』がありました。前日の14日に2回目の全村対象の工事説明会のあった大鹿村から3名の住民の方による、大鹿村のリニアについての状況や住民の考えなどの報告。残土置き場をJR東海に撤回させた、豊丘村小園の住民お二人による、候補地になった沢の防災対策状況と残土埋め立ての危険性、災害時の責任問題、住民の運動の経過などについてのお話。喬木村の阿島地区については、本線トンネル工事中のトンネル湧水が壬生沢川に流される危険性についての報告。リニア工事に伴い多数の住民が移転を迫られている上郷北条で、飯田市の対応の悪さと、住民の意識が変わり始めていることなどの報告がありました。

 ともかく住民の力で、具体的な事実として、JR東海の残土置き場を撤回させたのは小園だけという報告は、他の地域の住民の方にも励ましになると思いました。

 当日は、快晴で屋外の作業には絶好の日よりだったためか、参加者は57名とやや少なめでしたが、14日の大鹿の説明会の翌日ということもあって、飯田ケーブルテレビなど報道各社も来て、『中日新聞』16日が大鹿の2度目の説明会と『リニアのふあんを語る集い』を並べて扱い、『信毎』16日は2面右上に記事を掲載しました。

 なお飯田リニアを考える会はこの集会に協力参加しました。

当日配布資料